黒鳥

私が幼い頃はカラー写真が出始めの頃で、家族で出かける折には大きなカメラを持って出掛けていました。

母はしょっちゅうカメラを出掛け先に忘れて来たことを覚えています。

其の日、私は初めて黒鳥を見た嬉しさでその美しさを持ち帰りたくて沢山シャッターを切りました。

嬉しくて嬉しくてその心の高鳴りを今でも覚えています。

 

帰宅してカメラを遊園地に忘れて来たことを知りました。

 

感動は自分の瞳に焼き付けていないと駄目なことを知りました。