夏の思い出

夏の思い出。

父も一緒に行った最後の夏の砂浜は久美浜でした。

暗かったお部屋のことを覚えています。

私は白地に赤と黒の格子の入った、母のお手製のスーツでした。

傍らの、

原発の存在さえ知りませんでした。