ブラウス

伯母に連れられて確か阪急沿線の方だったと思います。

一緒に入った洋装店で「何か欲しいものがある?」と伯母が聞いてくれました。

私は、三色すみれの美しい刺繍がしてあった白いブラウスに心奪われていましたが、言い出せませんでした。

 

それから半世紀ほど経ちましたが今でもはっきりと刺繍糸の光沢を覚えています。